最近、新規の物件が低迷する中、ようやくここに来て少しづつだが
仕事が若干増えてきているような気がする。しかしまだまだ、先は見えない状況だ。
皆さんのところはどうですか?
この前も、全く異業種の会社の社長と1時間ほど対談した。
業界が変わっても、皆さん同じように口を揃えて言う。
「仕事が無い」「景気が悪い」
確かに、これだけ株価が低落し土地の下落も止まらない、また輸出も鈍化し
加えて恐慌の前触れとも言えるデフレ。
こんな中、景気の良い会社なんてあるのだろうか?
先日、たまたまテレビを見ていたら、この不景気の中でも儲かっている会社の特集をやっていました。
「儲かっている会社あるところにはあるんですね~」
私は思うのですが、『常識』と『非常識』 で考えるとするなら
儲かっている会社は、ほとんどが非常識なことをやっている・・・
1つ例をあげると
今、飲食業界で業績を伸ばしている社長が言っていました。
フランス料理の店をやりたいとするなら、本場フランス人シェフか一流ホテルで修行をしてきた人を雇い、内装やインテリアにまで拘り、フランス料理に見合った店つくりをしたいであろう。
しかし、その社長はそんなことしなくても、例えば和風でほりこたつ付の個室がある居酒屋を、ほとんどイメージを変えず同じフランス料理を低価格でお客さんに提供すればいいって言うのが社長の発想だ。
もし商売が成功すれば、それも斬新で画期的なアイディアと言葉を変え良い評価になるが
始める前なら、その業界に携わってきた人であれば、あの人はフランス料理をわかっていない非常識だとバッシングを浴びたであろう。
しかし儲けている人から見ると我々の常識的な考えは彼らからすると非常識なのだ。
なぜなら、
このように消費が冷え込み外食産業も大変な状況の中、何でわざわざ莫大な費用をかけて店舗を
運営しないといけないのか?消費者も少しでも食費を抑えないといけない状態なのに・・・
少しでもリーズナブルに美味しいものを提供した方がいいのでは、
ただでさえ食品偽造や、産地偽造が報じられている中、お客さんも見た目より食の安全性と低価格。
それが今の時代と消費者のニーズだ。
本来、お金をかけないといけないところにお金をかけないから偽造までしないといけなくなる・・・
言うのが世間では非常識とされている社長の考え方なのだ。
要するに、全てではないが世間体や見た目に拘る常識とされている考え方が
まったくの非常識なのである。
このことが飲食業界に限らずどんな業界にも通じるものがあるのではないかと私は思う。
私が異業種の方と話をする理由の1つが、今まで話したことなのだ。
常識とは私だけのものでお客様から見た常識ではないのです。
今までにも異業種の方と話をしてきて、
「うちの会社は景気いいよ。」「まあまあ儲かっているよ。」って
活気ある言葉がたまに聞けることがある。
私の会社が決して儲かっている訳ではないが、そのような話が聞けると、こちらまで元気が出てくる。
別に儲かっている会社のマネをしたい訳ではないが、そこから儲ける仕組みとニーズを
知ることができる
必ず今後のヒントがそこに隠されていると思うのです。
何をもって儲かるというのか?短いスパンでの経営と長いスパンでの経営も違う筈...。よく、安売り主体で...お客様を掴むお店がありますが、不況の中では景気がイイとしても、好況に転じればどうなのか?その時点で高級感をもって価値を売るとしたなら、時の流れに乗るには後手を踏む。結局は消費者との非常識・常識のバランスだと思います。その見極めと、忍耐力が必要なりますね!商売の捉え方によっても攻め方も違いますし、ただ...時の流れに上手く乗れるか?自分にあった流れが来るか?だと思いますね!多業種の経営者とお話するのは、本当に為になります!イイ所を取入れたくても出来ない場合もありますが...ヒントとして応用していきたいですね!運も実力のうちですので、運を引込むパワーを身につけたいです。それには...自分のやっている事への自信と誇りを強く持たねばと常々...思っております。
2009年02月25日 14:13
確かにその通りだと思います。
儲けると言う表現がおかしいのかも知れませんが、
何れにしても今の時代をどう乗り越えて行くか?
その為に何をすれば良いのか?
会社にとっての忍耐力とは何でしょう?
2009年02月25日 15:00
同感でございます!忍耐力とは…ですが、会社として、個人として、経営者としての信念を時代の流れに惑わされずに…という意味『ブレない』と資金力という意味も少しあります。ただ…ビジネスと捉えた時に信念を曲げまでも、臨機応変に時代の流れに従う事も必要かと思いますが…その最中でも、しっかりとしたビジョンだけは持ち続けたいですね。私、製造業(金属加工)に於いても、タテ社会のトヨタ(大企業)におんぶにだっこという構造が崩壊しつつあります。小さな町工場同士が協力し、連携して、メーカーになるというカタチも必要になりつつあります。アメリカ・中国だのみの市場は夢となりましたので、国内市場に目を向けていかなくてはいけませんね。そうなると、巨大化した需要と構造が無くなるのですから、深刻な問題となります。その中で大切な事は…何処へ向うか?という道筋をハッキリさせて、行動するのみです。その読みは…それぞれですが、その読み次第では、厳しい状況に追込まれてしまうでしょうね。だから…今がチェンジでもありチャンスという事でしょうか。それにしても…本当に厳しいですね。ここに来てようやくなのかとうとうなのか?厳しい現実を受止めています。頑張っていきましょう!
2009年02月25日 17:28