社長の独創的アイディアと新価値への道。それは何気無い日常から新たな空間を探し求めること
 
2011/04/23:人事ではない

昨日、得意先の担当者の訪問があった。
その担当者の方は、先日まで東電の管轄の仕事で福島原発にほど近い
ところで作業をしていたとのことです。


実は我々と言うか私自身は元々、野丁場の屋根や壁貼りを
主体にした業者のせがれだったため、あの福島原発のような
大規模な建屋の屋根や壁を張る工事の経験があります。


工事としては原子力発電所は少ないが、火力発電所や製鉄所などの工事は
幾つも関わってきた、過去の工事で言えば福井県の高速増殖炉の「もんじゅ」
ここは数か月間行っていました。最近では、と言うか数年前になりますが、
愛知県内?の火力発電所の建屋の壁はかなりの日数を費やし毎日行っていました。


無論、私自身が毎日現場に出ていませんが、幾つか建屋に分かれ、
うちの社員ほぼ全員が1年近く頑張ってくれていました。


話は戻りますが、
その担当者の方の話では、地震当日も福島電発付近の火力発電所内で
仕事をしていたそうです。誰も怪我人はでなかったそうですが、
津波により建設機械や重機、製品までもが全て流されてしまったそうです。


一番困ったことは、直ぐに避難し一時名古屋に帰ってきたことにより
名古屋からいった業者や職人さんの個人の道具も全て流されてしまったので、
紛失したものを1つ1つチェックを今もしているそうです。


しかし、昨日のニュースでも言っていましたが20キロ圏内に
入れないと聞きました。今後どうなるのでしょうね?人事ではありません。


また別の話としても、政府や東電の今後の見通しの発表について、
いろいろ話を聞きましたが、かなり疑問を抱くような内容でした。


http://www.cher9.to/jiko.html← 参考まで


とにかく、
私たちの分らない、原発構内では今も命がけで消火作業や放射能の
除去作業に従事する人たちがいることを忘れてはいけません。


今後私たちのできることは、
少しでも早く皆さんが普通の暮らしに戻れるよう
願い続けることしかできません。

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